Wassilly Kandinsky | Der Blaue Reiter
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1969年にワシリー・カンディンスキーなどを集めたDer Blaue Reiter展のポスター。パリでしか販売されていない希少な一枚。
ロシア出身の画家であり、美術理論家。1911年、フランツ・マルクとともに「青騎士」を結成し、ドイツの前衛芸術運動で活躍し始めた。積み上げられた藁を描いたモネの作品に衝撃を受け、30歳から本格的に美術を学び、抽象絵画の基礎を造り上げ、また、作家としての自らのみならず、教育者・指導者としても美術界に尽力し、数多くの優れた論文や著作を残している。音楽のアプローチ法を絵画に持ち込むなど、カンディンスキーにおける形態と色彩の分析はシンプルさや装飾性を表現するものではなく、画家自身の内面表現であるとされている。ピエト・モンドリアンやカジミール・マレーヴィチとともに彼は抽象絵画の先駆者として位置づけられている。その後、1921年にドイツへ戻り、1922〜1933年にナチス政権により閉鎖されるまでバウハウスの美術学校で教鞭をとり、ナチス占領下のフランスでは、作品の展示を禁止されたり、彼について論じることを禁止されるなど不遇のまま亡くなったが、ロシア革命、ナチスの弾圧、第2次大戦等時代の激流に巻き込まれながらも常に芸術への情熱を失わず、生涯を懸けて積み上げた美術界への功績は、今なお人々に衝撃を持って語り継がれている。