Mies van der Rohe | The Life and Work of Mies van der Rohe by Georgia van der Rohe

「近代建築の三大巨匠」の一人、ドイツ出身の建築家 ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの人生と彼の作品について、彼の実娘によって作られた映画の告知のための希少なオリジナルポスター。1929年、モダニズムの空間を実現したものとして、建築史上有名なバルセロナ万国博覧会でのバルセロナ・パビリオンの設計や、スペイン国王と女王が座るためにデザインされたバルセロナ・チェアの設計なども行なった。また1930年からバウハウスの第3代校長も務めていた。ローエは「Less is more.」という言葉を残したことでも有名。Less is moreの精神は、建築だけでなくプロダクトデザインやグラフィックデザインにも大きな影響を与えている。「God is in the details.（神は細部に宿る）」というモットーを掲げたことでも知られていいるほど。ローエは日本庭園を見てLess is Moreという言葉を思いついたとも言われており、日本人の美的感覚ともどこかシンクロしている。シンプルなデザインですが、まさに「神は細部に宿る」ようなこのポスターのデザインは、ひとつひとつの要素をおろそかにできないというこだわりが詰まっている作品。